JALふるさとアンバサダーとは、JAL(日本航空)の客室乗務員が自身の故郷やゆかりのある地域活性化のために仕事をしたいという想いを強く持ったメンバーで構成されています。メンバーの方々ゆかりのある地域に移住し、培ってきた地検を活かして地域資源を活用したコンテンツの創出や商品開発など、地域課題に対する企画のご提案などを行います。
共同商品開発
地域資源の発掘に取り組む「JALふるさとアンバサダー」の葛西恵理さん(弘前市出身)と有限会社二階堂との商品開発が始まったのは、2021年6月。国際線ファーストクラスの搭乗経験を持つ葛西さんの豊富な知識とアイデアをもとに、二階堂の開発責任者と新商品についてのディスカッションが行われました。 青森らしさというコンセプトから「青森の歴史」「青森の風景・情景」「青森の地域性」「青森県産食材」などを多種多様に組み合わせ、様々な企画商品が発案されました。
試作と検討を重ねて
数ヶ月後に行われた試作品の試食会の際には、味の検討はもちろんのこと、フォトジェニックを意識した見た目の改善点、老若男女すべての人が食べやすい大きさの考慮、お土産としての需要、トレンドを捉えた提案など、葛西さんが持つ新鮮な視点のアイデアが随所で活かされました。新しい発想に後押しされる形で、着々と商品づくりが進み、ひとつひとつ洗練されていきました。そして数々の試作品の中から、2点が厳選されこの度商品化されました。
コラボ商品 1【HAKKODA 雪の回廊】
春の訪れとともに開通される八甲田の【雪の回廊】その雄大な白銀の壁をイメージしたホワイトチョコのバームクーヘンが商品化。圧雪された雪の層を表現した生地は、一層一層丁寧に職人が焼き上げ、しっとりとした重厚感のある食感に仕上げています。層の中には、青森県産りんごの果肉を入れ、外側をホワイトチョコで覆い【雪の回廊】表現しました。食べやすさとおすそ分けなどに丁度いい【小】サイズと、雪の回廊らしい雪層がダイナミックに表現されている【大】サイズのラインナップです。
コラボ商品 2【JYAWAMEKI】じゃわめき】
世界文化遺産に登録された北海道・北東北の縄文遺跡群は、これまでの古代史の常識を覆す新事実が続々と発見されています。 縄文時代は狩猟のために放浪し、貧しく不安定な生活をしていた…これらの情景もひと昔前の話。 芸術的な土器や土偶、高度な建築技術、他集落との貿易、栗の木の植林、そして、争いがない平和な暮らしが1万年続いた文明は、世界的に見ても他に例を見ないとされています。 縄文に因んだスイーツを考案するにあたり【縄文といえば質素で素朴な食材や色味】これまではそんなイメージでした。でも、もしかしたら現代より色鮮やかな世界だったかもしれない。澄みきった青空、豊かな海、新緑の木々、原種の草花…。古代のロマンに思いを馳せて、あえて常識とらわれず、心がじゃわめぐ極彩色のチョコレートを勾玉型で表現しました。 遺跡の発掘は今も進行中。まだ見ぬ古代の謎が眠る遺跡に心をじゃわめかせながら【JYAWAMEKI】をお召し上がりください。
メディア記者会見